防犯カメラ
防犯カメラの販売
防犯カメラを購入する際は、カメラ本体の価格や画素数だけで選ぶのではなく、設置する目的、撮影する場所、必要な画質、録画方法、保存期間、設置工事まで含めて考えることが重要です。
同じ防犯カメラでも、店舗の万引き対策、工場の安全管理、駐車場の当て逃げ対策、オフィスの入退室確認など、用途によって必要な機能は異なります。
また、カメラ単体ではなく、録画機、HDD、ネットワーク機器、配線、モニターなどを組み合わせてひとつのシステムとして使用する場合があります。
このページでは、防犯カメラを購入する際に確認したい機種の選び方、価格を左右する要素、録画方法、設置工事、導入までの流れについて整理して解説します。
防犯カメラを購入する前に目的を整理する
防犯カメラ選びで最初に確認したいのは、「何のために設置するのか」です。
たとえば、次のような目的があります。
- 不審者の侵入を確認したい
- 店舗の万引きを防止・確認したい
- 工場や倉庫の盗難対策をしたい
- 駐車場の当て逃げや車上荒らしを確認したい
- 建物への出入りを記録したい
- 事故発生時の状況を確認したい
- 施設内を見守りたい
- 夜間の状況を確認したい
目的が違えば、適したカメラの形状、画質、撮影範囲、夜間性能、録画期間も変わります。
そのため、「性能の高いカメラを選ぶ」という考え方よりも、「確認したい対象に必要な性能を選ぶ」という考え方が重要です。
防犯カメラ全体の選び方について確認する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラ導入ガイド|設置・費用・選び方を徹底解説
防犯カメラを選ぶときの主なポイント
防犯カメラを購入する際には、主に次の項目を確認します。
1. 設置場所
2. 屋内・屋外
3. カメラの形状
4. 画質・解像度
5. 撮影範囲
6. 夜間撮影性能
7. 録画方法
8. 録画保存期間
9. ネットワーク接続
10. 遠隔閲覧
11. 必要な台数
12. 設置工事の方法
これらを個別に考えるのではなく、設置目的を基準に組み合わせて検討します。
防犯カメラの形状から選ぶ
代表的な防犯カメラには、ドーム型やバレット型などがあります。
ドーム型カメラ
半球状のカバーを備えたカメラです。
比較的目立ちにくい形状で、店舗、オフィス、施設内、マンションの共用部などで使用されます。
設置環境になじみやすいことが特徴ですが、製品によって屋内向け・屋外向けがあります。
バレット型カメラ
筒状の形をしたカメラです。
屋外、駐車場、建物外周、工場、倉庫などで使用されることがあります。
カメラの向きが外から分かりやすいため、撮影方向を視覚的に示しやすい形状です。
どちらが優れているということではなく、設置場所や撮影目的に応じて選びます。
防犯カメラの種類を詳しく比較する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラの種類比較|ドーム型・バレット型の違い
屋内用と屋外用の違いを確認する
防犯カメラを屋外に設置する場合は、雨やほこり、温度変化など設置環境への対応を確認する必要があります。
屋外用カメラを選ぶ際には、
- 防水・防塵性能
- 使用可能温度
- 設置場所
- 雨の当たり方
- 直射日光
- 夜間照明
- 配線の保護
なども確認します。
軒下だから必ず屋内用で問題ないとは限りません。
実際の設置環境に適した仕様かどうかを製品ごとに確認することが重要です。
画素数・解像度から選ぶ
防犯カメラの画質は、人物や物体をどの程度細かく確認できるかに関係します。
ただし、画素数が高ければすべての用途で適しているとは限りません。
たとえば、
- 人がいることを確認する
- 人物の顔を確認する
- 商品の動きを確認する
- 車両の種類を確認する
- ナンバープレートを確認する
では、必要な画質が異なります。
また、高解像度のカメラを使用すると録画データ量も増えるため、HDD容量や保存期間とのバランスも考える必要があります。
防犯カメラの解像度について詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラの画素数・解像度の選び方|4Kは必要?
撮影範囲と画角から選ぶ
防犯カメラは、広い範囲を撮影すればよいとは限りません。
広い範囲を1台で撮影すると、映像内の人物や物体が小さくなり、必要な情報を確認しにくくなる場合があります。
そのため、
- 広い範囲の状況を確認したい
- 出入口を重点的に撮影したい
- レジ周辺を確認したい
- 車両を確認したい
- 特定の通路を確認したい
など、撮影目的によって画角を考えます。
必要な台数について詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラは何台必要?設置台数と配置の考え方
夜間撮影性能から選ぶ
屋外、駐車場、倉庫、工場など、夜間も撮影する場所では暗所性能を確認します。
防犯カメラには、赤外線を利用して暗所を撮影するタイプや、少ない光でもカラー映像を撮影できるタイプがあります。
夜間の撮影では、
- 周囲の照明
- 撮影距離
- 対象物の動き
- 逆光
- 車両のライト
- カメラの設置角度
などによって映像の見え方が変わります。
昼間の映像だけで判断せず、夜間に何を確認したいのかを明確にして選ぶことが重要です。
・夜間カラー撮影とは?暗所でも鮮明に映る仕組み
・夜間の防犯対策に強いカメラ|暗所監視のポイント
録画方法から選ぶ
防犯カメラの映像を記録する方法には、録画機を使用する方式やクラウド録画などがあります。
録画機を使用する方式
NVRなどの録画機にHDDを搭載し、カメラ映像を保存する方法があります。
録画機を選ぶ際には、
- 接続可能なカメラ台数
- HDD容量
- 対応解像度
- 録画方式
- ネットワーク機能
- 将来の増設
などを確認します。
現在は4台しか使用しない場合でも、将来カメラを追加する予定があるなら、録画機の接続可能台数も確認しておく必要があります。
クラウド録画
映像をインターネット経由でクラウド側に保存する方式です。
クラウド録画を利用する場合は、
- インターネット回線
- 通信環境
- 月額費用
- 保存期間
- 遠隔閲覧
- カメラ台数
などを確認します。
クラウド録画について詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・クラウド録画とは?メリット・デメリットを解説
・クラウド録画と録画機の違い|どちらを選ぶべき?
録画保存期間から選ぶ
防犯カメラを購入する際には、「どのくらいの期間、映像を残したいか」も確認します。
録画可能期間は、
- カメラの台数
- 解像度
- フレームレート
- 録画方式
- HDD容量
などによって変わります。
同じHDD容量でも、カメラ台数や画質を変更すると保存できる期間は変化します。
そのため、機器選びの段階で保存期間についても考えておくことが重要です。
・防犯カメラの録画保存期間|何日残すべき?
ネットワークカメラを選ぶ場合
ネットワークカメラは、LANなどのネットワークを利用して映像データを送信するカメラです。
ネットワークカメラを導入する際には、
- LAN配線
- ネットワーク機器
- IPアドレスなどの設定
- PoE対応
- 録画機との互換性
- 遠隔閲覧方法
などを確認します。
機器単体だけではなく、ネットワーク環境を含めてシステムとして考える必要があります。
PoEについて詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・PoE配線とは?防犯カメラ設置でのメリット・注意点
AI機能を搭載した防犯カメラ
防犯カメラには、AIを利用して人物や車両などを検知する機能を持つ製品もあります。
AI機能を利用することで、映像内の対象を絞り込んだり、特定の条件を検知したりできる場合があります。
ただし、「AI対応」という表記だけでは、具体的に何ができるかは分かりません。
製品を選ぶ際には、
- 何を検知できるのか
- どの程度の条件設定が可能か
- カメラ単体で処理するのか
- 録画機側で処理するのか
- 必要な追加機器や契約があるか
などを確認します。
・AI人物検知とは?防犯カメラでできることを解説
防犯カメラの価格は何で変わる?
防犯カメラの価格は、単純に「1台いくら」という条件だけでは比較できません。
価格に影響する主な要素には、
- 解像度
- レンズ性能
- 夜間撮影性能
- 防水・防塵性能
- AI機能
- ネットワーク機能
- 録画方式
- 録画容量
- カメラ台数
- 周辺機器
- 設置工事
などがあります。
また、カメラ本体が安価でも、録画機、HDD、ネットワーク機器、配線工事などを加えると導入総額は変わります。
そのため、防犯カメラを購入する場合は、「カメラ本体価格」と「実際に使用できる状態にするための総額」を分けて考える必要があります。
防犯カメラの価格相場について詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラの価格相場|機種別・用途別に解説
設置工事を含めた費用についてはこちらをご覧ください。
・防犯カメラの設置費用はいくら?相場と内訳を解説
防犯カメラ本体以外に必要になる機器
防犯カメラを購入する場合、カメラ本体以外にも機器が必要になることがあります。
代表的なものには次のようなものがあります。
| 機器 | 主な役割 |
|---|---|
| 録画機 | カメラ映像を録画・管理する |
| HDD | 録画映像を保存する |
| PoEスイッチ | 対応するネットワークカメラへ通信・電力を供給する |
| モニター | カメラ映像を表示する |
| LANケーブル等 | カメラとネットワーク機器を接続する |
| ルーター | ネットワーク接続や遠隔確認に利用する |
| 取付金具 | 設置環境に合わせてカメラを固定する |
使用する製品やシステムによって必要な機器は異なります。
カメラだけを先に購入すると、録画機や配線との組み合わせが合わない場合もあるため、システム全体で互換性を確認することが重要です。
防犯カメラ購入から設置までの一般的な流れ
防犯カメラを購入して設置するまでの流れは、一般的に次のように整理できます。
1.設置目的を決める
何を確認・記録したいのかを整理します。
2.設置場所を確認する
撮影対象、距離、明るさ、電源、配線経路などを確認します。
3.必要な台数を決める
撮影範囲や死角を考慮し、必要なカメラ台数を検討します。
4.機種・録画方式を選ぶ
画質、夜間性能、形状、録画方式などから機器構成を検討します。
5.録画容量を決める
必要な保存期間からHDD容量などを検討します。
6.設置工事を行う
カメラの取り付け、配線、録画機・ネットワーク機器の設置などを行います。
7.画角・録画設定を調整する
実際の映像を確認しながら、撮影範囲や録画設定を調整します。
8.録画・再生を確認する
設置完了後、映像が正しく保存され、再生できることを確認します。
防犯カメラ設置工事について詳しく確認する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラの設置工事|流れと費用の目安
業種ごとに防犯カメラの選び方は変わる
設置する施設によって、必要なカメラの性能や配置は異なります。
工場
工場では、盗難対策だけでなく、安全管理、事故確認、搬入口や資材置き場の確認など、複数の用途が考えられます。
・工場向け防犯カメラ販売|安全管理・盗難対策に最適
・工場の防犯カメラ導入ガイド|安全管理と盗難対策
店舗
店舗では、万引き対策、レジ周辺の確認、出入口、売場の状況確認などが主な用途になります。
・店舗向け防犯カメラ販売|万引き対策に最適な機種選び
・店舗向け防犯カメラ導入ガイド|万引き対策と設置ポイント
駐車場
駐車場では、車上荒らし、不審者、当て逃げ、車両の出入りなどを確認する目的があります。
・駐車場の防犯カメラ設置|当て逃げ・車上荒らし対策
マンション・アパート
マンションやアパートでは、出入口、エントランス、駐輪場、ゴミ置場など、共用部分の状況確認を目的として設置される場合があります。
・マンション・アパートの防犯カメラ|入居者トラブル対策
防犯カメラを購入するメリット
購入の場合、機器を設備として長期間使用できます。
常設で使用する場合には、利用期間を定めず運用できることが特徴です。
また、目的に合わせてカメラ、録画機、HDDなどの構成を検討できます。
一方で、購入時には機器代や設置費用が必要になるため、短期間だけ利用する場合にはレンタルなど他の方法と比較することも重要です。
購入とレンタルのどちらを選ぶ?
購入とレンタルは、利用期間や目的によって向き・不向きがあります。
購入を検討しやすいケース
- 長期間使用する
- 常設する
- 自社設備として導入したい
- 設置場所に合わせた構成にしたい
- カメラや録画システムを継続して運用する
レンタルを検討しやすいケース
- 利用期間が決まっている
- 工事期間だけ使用する
- イベント開催期間だけ使用する
- 一時的な監視が必要
ただし、実際の費用条件は機器構成や利用期間によって変わります。
購入とレンタルを比較する場合はこちらをご覧ください。
・防犯カメラはレンタルと購入どちらが得?徹底比較
・防犯カメラレンタル|メリット・費用・向いているケース
購入時に確認したい保証・保守
防犯カメラは長期間使用する設備のため、購入時には導入後の対応も確認しておく必要があります。
確認したい項目には、
- 製品保証の期間
- 保証対象となる範囲
- 故障時の対応方法
- 修理・交換方法
- 保守サービスの有無
- HDDなど消耗・劣化する部品への対応
などがあります。
また、機器が故障していなくても、長期間使用することで録画機やHDDなどが劣化する可能性があります。
定期的に録画状態を確認し、必要に応じてメンテナンスを行うことが重要です。
・防犯カメラの保守・メンテナンスサービス
・防犯カメラの保証・サポート|導入後も安心
防犯カメラ購入時によくある注意点
価格だけで選ばない
価格が安いという理由だけで選ぶと、必要な画質や夜間性能、録画容量を満たさない場合があります。
カメラだけを先に購入しない
録画機、配線、ネットワーク機器などとの互換性を確認する必要があります。
設置場所を決めずに機種を選ばない
屋内・屋外、撮影距離、夜間の明るさなどによって必要な仕様が変わります。
録画期間を後回しにしない
保存したい日数によってHDD容量などの構成が変わります。
将来の増設を考える
増設する可能性がある場合は、録画機やネットワーク機器の接続可能台数も確認しておく必要があります。
設置後の管理を考える
映像を見る人、録画を確認する方法、機器の点検方法など、運用方法もあわせて決めておくと導入後の管理がしやすくなります。
防犯カメラを購入する前のチェック項目
購入前に、次の内容を整理しておくと機種選定を進めやすくなります。
1. 設置目的
2. 設置場所
3. 屋内・屋外
4. 撮影対象
5. 撮影距離
6. 必要なカメラ台数
7. 必要な画質
8. 夜間撮影の有無
9. 必要な録画保存期間
10. 録画機またはクラウドの選択
11. 遠隔閲覧の有無
12. 配線方法
13. 設置工事の有無
14. 将来の増設予定
15. 保証・保守方法
これらを整理したうえで機器を選ぶことで、不要な機能を増やしたり、必要な性能が不足したりすることを防ぎやすくなります。
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