防犯カメラ
防犯カメラの価格相場
防犯カメラを導入するとき、
「カメラ1台はいくらくらいなのか」
「安いカメラと高いカメラは何が違うのか」
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
防犯カメラの価格は一律ではありません。
同じ防犯カメラでも、
- 屋内用・屋外用
- 解像度
- 夜間撮影性能
- AI機能
- レンズ
- ズーム機能
- 防水・防塵性能
- 録画方式
- メーカー
などによって価格が変わります。
また、防犯カメラ本体が安くても、必要な画質や夜間性能を満たしていなければ、導入目的を果たせない場合があります。
反対に、必要以上に高性能なカメラを選べば、導入費用が過剰になる可能性もあります。
このページでは、防犯カメラ本体の価格を見る際の考え方を、機種別・性能別・用途別に解説します。
防犯カメラの価格相場は「機能」と「用途」で変わる
防犯カメラの価格を比較するときは、単純に1台あたりの金額だけを見るのではなく、搭載されている機能を確認します。
主に価格差につながる項目には、
- 解像度
- 夜間性能
- AI機能
- 屋外性能
- レンズ
- ズーム
- ネットワーク機能
- メーカー・製品シリーズ
などがあります。
そのため、
同じ用途・同程度の性能を持つカメラ同士で比較する
ことが重要です。
防犯カメラの価格を左右する主な要素
解像度・画素数
防犯カメラでは、
- フルHDクラス
- さらに高解像度のモデル
- 4K対応モデル
など、さまざまな解像度があります。
一般的に高解像度になるほど、価格も高くなる傾向があります。
ただし、画素数が高ければ必ずよいわけではありません。
人物や車両が画面内に小さくしか映っていなければ、高解像度でも必要な情報を確認しにくい場合があります。
・防犯カメラの画素数・解像度の選び方|4Kは必要?
屋内用か屋外用か
屋外用カメラでは、
- 雨
- ほこり
- 温度変化
- 日差し
などに対応する必要があります。
そのため、防水・防塵性能などを備えた屋外対応モデルは、屋内用のシンプルなモデルと価格が異なる場合があります。
設置場所が屋内なのか屋外なのかを最初に決めます。
夜間撮影性能
夜間や暗所で使用する場合は、
- 赤外線撮影
- 低照度撮影
- 夜間カラー撮影
などの機能を確認します。
夜間性能が高いカメラは、日中だけを撮影するカメラと比べて価格が高くなる場合があります。
・夜間の防犯対策に強いカメラ|暗所監視のポイント
AI機能
AI対応の防犯カメラには、
- 人物検知
- 車両検知
- 指定エリアへの進入検知
などの機能を持つ製品があります。
AI機能を利用するために、
- AI対応カメラ
- 対応録画機
- 専用ソフトウェア
- クラウドサービス
などが必要になる場合もあります。
・AI人物検知とは?防犯カメラでできることを解説
レンズ性能
防犯カメラには、
- 固定焦点レンズ
- 可変焦点レンズ
- 光学ズーム対応
などがあります。
設置後に撮影範囲を細かく調整したい場合や、離れた対象を撮影したい場合は、レンズ性能も価格へ影響します。
防水・防塵性能
屋外、工場、倉庫などでは、雨やほこりへの対策が必要になる場合があります。
設置環境が厳しい場所では、環境に対応できるカメラを選ぶ必要があります。
耐衝撃性
人が手を伸ばせる場所や、外部から接触される可能性がある場所では、耐衝撃性能を備えたカメラを検討する場合があります。
設置場所によって必要性を判断します。
ネットワーク機能
IPカメラ・ネットワークカメラでは、
- LAN接続
- PoE
- 遠隔閲覧
- クラウド連携
などの機能があります。
ネットワーク機能をどこまで利用するかによって、機器構成も変わります。
機種別に見る防犯カメラの価格の違い
防犯カメラは形状や用途によっていくつかのタイプがあります。
ドーム型防犯カメラ
ドーム型は、半球状のカバーでカメラ部分を覆った形状です。
主に、
- 店舗
- オフィス
- マンション
- 介護施設
- 保育施設
などの屋内で利用されます。
比較的目立ちにくく、内装になじみやすいのが特徴です。
価格は、
- 解像度
- 夜間撮影
- AI
- 屋外対応
- レンズ
などによって変わります。
バレット型防犯カメラ
バレット型は、筒状の形をしたカメラです。
主に、
- 建物外周
- 駐車場
- 工場
- 倉庫
- 店舗外部
などで利用されます。
カメラが設置されていることが分かりやすいため、防犯設備の存在を示したい場合にも使われます。
屋外性能や夜間性能によって価格差があります。
・防犯カメラの種類比較|ドーム型・バレット型の違い
PTZ・ズーム対応カメラ
カメラの向きやズームを操作できる機種があります。
広い敷地や特定の対象を詳しく確認したい場合に利用されます。
固定型カメラより機構が複雑になるため、価格帯も異なります。
ただし、PTZカメラ1台ですべての方向を常時同時に撮影できるとは限りません。
必要な監視方法から選びます。
AI対応カメラ
AI対応モデルでは、人物や車両などを識別して検知する機能を備えた製品があります。
一般的な映像撮影だけを行うカメラより高価格になる場合があります。
ただし、「AI」と記載されていても利用できる機能は製品によって大きく異なります。
価格だけでなく機能内容を確認します。
夜間対応カメラ
赤外線や夜間カラー撮影など、暗所撮影を重視したモデルです。
夜間に必要な性能によって価格が変わります。
たとえば、
- 人がいることを確認したい
- 人物の特徴を確認したい
- 車両の色を確認したい
- ナンバーを確認したい
では求められる性能が異なります。
用途別に見る防犯カメラ価格の考え方
店舗向け
店舗では、
- 店舗出入口
- 商品棚
- レジ周辺
- バックヤード
などにカメラを設置します。
売場全体を見るだけでなく、万引き対策として重点商品を確認したい場合には、必要な画角・画質を考えます。
・店舗向け防犯カメラ導入ガイド|万引き対策と設置ポイント
工場向け
工場では、
- 正門
- 搬入口
- 製造エリア
- 倉庫
- 資材置き場
- 建物外周
など、広い範囲へ設置する場合があります。
屋外対応、夜間性能、長距離配線などが必要になることもあり、家庭や小規模店舗向けカメラと単純に価格比較することはできません。
・工場の防犯カメラ導入ガイド|安全管理と盗難対策
駐車場向け
駐車場では、
- 車両全体
- 車路
- 出入口
- 夜間
- 必要に応じてナンバープレート
などを確認します。
当て逃げ対策でナンバー確認を重視する場合、駐車場全体を見るだけのカメラとは必要な条件が異なります。
・駐車場の防犯カメラ設置|当て逃げ・車上荒らし対策
マンション・アパート向け
集合住宅では、
- エントランス
- 駐輪場
- 駐車場
- ゴミ置き場
- 共用通路
- 建物外周
などへ設置します。
長期間継続して利用することを前提とする場合が多いため、購入価格だけでなく耐久性や保守も考慮します。
・マンション・アパートの防犯カメラ|入居者トラブル対策
オフィス向け
オフィスでは、
- 出入口
- 受付
- 共用通路
- サーバールーム周辺
- 倉庫
などへ設置します。
既存のLAN設備や電源を利用できるかによっても構成は変わります。
・オフィス向け防犯カメラ|情報漏洩・不正防止対策
介護施設向け
介護施設では、
- 出入口
- 廊下
- エレベーターホール
- 共用スペース
などの見守りや状況確認に利用する場合があります。
夜間撮影、遠隔確認、AI検知などを利用する場合は、必要な機能によって価格が変わります。
・介護施設向け防犯カメラ|徘徊・転倒事故対策
安い防犯カメラと高い防犯カメラの違い
防犯カメラの価格差を見るときは、主に次の項目を比較します。
| 比較項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 解像度 | 必要な人物・車両が確認できるか |
| 夜間性能 | 暗所でも必要な映像が残るか |
| 屋外性能 | 雨・ほこりなど設置環境に対応できるか |
| AI機能 | 必要な検知機能に対応しているか |
| レンズ | 必要な撮影距離・画角に対応できるか |
| ネットワーク | 遠隔閲覧などに対応できるか |
| メーカー・サポート | 保証やサポート体制はどうか |
単純な本体価格だけでは判断できません。
高価格な防犯カメラほどよいとは限らない
必要以上に高性能なカメラを選んでも、その機能を使わなければ費用対効果は下がります。
たとえば、明るい室内で数メートル先の状況を確認するだけなのに、
- 長距離夜間撮影
- 高倍率光学ズーム
- 高度なAI機能
などが必要とは限りません。
重要なのは、
設置目的に必要な性能を満たす範囲で選ぶこと
です。
安さだけで選ぶ場合の注意点
逆に、価格だけを基準に選ぶと、
- 必要な人物が小さくて確認できない
- 夜間に映らない
- 屋外環境に適していない
- 必要な録画機と接続できない
- 遠隔閲覧ができない
といったことがあります。
特に、盗難や事故が発生したときに初めて録画を詳しく確認するケースでは、「映っているが必要な情報が分からない」という状態を避けることが重要です。
本体価格だけでは防犯カメラ導入費用は分からない
防犯カメラ本体の価格と、実際の導入費用は別です。
防犯カメラシステムでは、カメラ本体以外にも、
- 録画機
- HDD
- モニター
- PoEスイッチ
- ケーブル
- 配管
- 取付金具
- 設置工事
- ネットワーク設定
などが必要になる場合があります。
そのため、防犯カメラ本体の価格が安くても、設置総額が安いとは限りません。
・防犯カメラの設置費用はいくら?相場と内訳を解説
録画機の価格も確認する
防犯カメラの映像をNVRなどへ保存する場合は、録画機が必要です。
録画機の価格は、
- 接続可能台数
- 対応解像度
- HDD搭載数
- ネットワーク機能
などによって異なります。
将来的にカメラを増設する予定がある場合は、拡張性も確認します。
HDD容量によって価格が変わる
防犯カメラ映像を長期間保存する場合は、より大容量のHDDが必要になります。
必要容量は、
- カメラ台数
- 解像度
- フレームレート
- 圧縮方式
- 録画時間
- 保存日数
などによって変わります。
カメラ本体の価格だけでなく、録画保存に必要な機器も含めて考えます。
・防犯カメラの録画保存期間|何日残すべき?
クラウドカメラの価格を見るときは月額料金も確認する
クラウド録画型の防犯カメラでは、
- カメラ本体
- 初期設定
- 月額利用料
などの費用が発生する場合があります。
保存期間や機能によってプランが異なるサービスもあります。
そのため、本体価格だけでなく、
利用予定期間全体でいくらかかるか
を確認します。
・クラウド録画と録画機の違い|どちらを選ぶべき?
ネットワークカメラと既存設備
IPカメラを導入する場合は、
- LAN配線
- PoEスイッチ
- ネットワーク設備
なども必要になる場合があります。
既存設備を利用できるかどうかによって、システム全体の費用は変わります。
・PoE配線とは?防犯カメラ設置でのメリット・注意点
Wi-Fiカメラなら必ず安くなるとは限らない
無線通信に対応したカメラは配線を減らせる場合がありますが、
- カメラ用電源
- Wi-Fi環境
- 通信の安定性
- ネットワーク機器
が必要です。
設置場所によっては、有線接続の方が安定したシステムを構築しやすい場合もあります。
「無線=工事不要=安い」とは一概にいえません。
防犯カメラセット商品の価格を見るときの注意点
複数台のカメラと録画機をまとめたセット商品もあります。
セット価格を比較するときは、
- カメラ台数
- カメラ性能
- HDD容量
- 配線
- モニター
- 設置工事
- 初期設定
など、何が含まれているか確認します。
価格が安く見えても、設置工事が含まれていなければ、実際の導入費用は別途必要になります。
・防犯カメラ設置込みパッケージ|販売+施工セット
防犯カメラを購入する前に決めること
価格を比較する前に、次の順番で整理すると機種を選びやすくなります。
1. 導入目的
盗難、万引き、不審者、事故など、何を確認したいか決めます。
2. 設置場所
屋内・屋外、出入口、駐車場などを整理します。
3. 撮影対象
人物、商品、車両など何を確認したいか決めます。
4. 必要な画質
必要な対象が十分な大きさで映るようにします。
5. 夜間撮影
暗所撮影が必要か確認します。
6. 録画期間
何日程度保存するのか決めます。
7. 必要な機能
AIや遠隔閲覧などの必要性を確認します。
この条件を決めてから、同じ条件の製品を比較します。
用途に合わない安価なカメラを多数設置するより配置を考える
予算を抑えようとして、安価なカメラを多数設置しても、必要な場所が適切な画質で映っていなければ十分ではありません。
逆に、目的を整理すると少ない台数でも、
- 出入口
- 重点エリア
- 人や車両の動線
を適切に確認できる場合があります。
防犯カメラの価格を考える際は、台数と配置をセットで考えます。
・防犯カメラは何台必要?設置台数と配置の考え方
価格比較では保証・サポートも確認する
防犯カメラは長期間使用する設備です。
そのため購入時には、
- メーカー保証
- 販売店の対応
- 故障時の連絡先
- 交換対応
- 修理対応
- 保守サービス
なども確認します。
購入時に多少価格差があっても、長期利用では故障時の対応が重要になる場合があります。
・防犯カメラの保守・メンテナンスサービス
防犯カメラは何年使用するかも考える
長期間使用する場合は、購入時の価格だけでなく、
- 耐久性
- メーカーサポート
- 将来の機器交換
- HDD交換
- 保守
なども考えます。
・防犯カメラの耐用年数と寿命|何年使える?
購入とレンタルでは価格の考え方が異なる
購入
機器を購入し、長期間使用する方法です。
レンタル
一定期間機器を借りて利用します。
工事現場やイベントなど期間が限られている場合は、購入よりレンタルが適するケースもあります。
・防犯カメラはレンタルと購入どちらが得?徹底比較
防犯カメラの価格を比較するためのチェックリスト
製品を比較するときは、次の項目を確認します。
- 1. カメラ本体価格
- 2. 屋内・屋外
- 3. 解像度
- 4. 撮影距離
- 5. レンズ
- 6. 夜間撮影性能
- 7. 赤外線撮影
- 8. 夜間カラー撮影
- 9. AI機能
- 10. 防水・防塵性能
- 11. 耐衝撃性能
- 12. 遠隔閲覧
- 13. PoE対応
- 14. 録画機との互換性
- 15. 必要なHDD容量
- 16. 月額料金の有無
- 17. メーカー保証
- 18. 販売店サポート
- 19. 設置工事費
- 20. 保守費
本体価格だけを見るのではなく、必要な機能を満たすためにシステム全体でいくら必要なのかを確認することが重要です。
防犯カメラの価格で失敗しないためのポイント
安さだけを基準にしない
必要な画質や夜間性能があるか確認します。
高価な機種だから安心と考えない
設置目的に不要な機能まで購入する必要はありません。
同じ条件の製品を比較する
画質・夜間性能・AIなど条件を揃えて比較します。
本体価格と設置費用を分ける
カメラ価格だけでは総額は分かりません。
ランニングコストも確認する
クラウドなどでは継続費用を確認します。
保証・保守も価格の一部として考える
長期利用では故障時の対応も重要です。
防犯カメラの価格は「必要な性能」から考える
防犯カメラには、さまざまな価格帯・性能の製品があります。
そのため、
「一番安いカメラ」
または
「一番高性能なカメラ」
から選ぶのではなく、
必要な映像を撮影できる性能を決め、その条件を満たすカメラの中で価格を比較する
ことが重要です。
たとえば、
- 出入口で人物を確認する
- 店舗の商品棚を見る
- 夜間の駐車場を撮影する
- 工場外周への侵入を確認する
では、必要な性能がそれぞれ異なります。
目的を明確にすることで、必要以上のコストを避けながら、導入目的に合ったカメラを選びやすくなります。
関連情報
防犯カメラ本体の価格を検討する際には、設置費用、台数、耐用年数、購入方法などもあわせて確認します。
さらに詳しく確認したい内容に合わせて、以下のページをご覧ください。
防犯カメラ導入全体を確認する
・防犯カメラ導入ガイド|費用・台数・選び方
設置費用を確認する
・防犯カメラの設置費用はいくら?相場と内訳を解説
必要なカメラ台数を確認する
・防犯カメラは何台必要?設置台数と配置の考え方
カメラの耐用年数を確認する
・防犯カメラの耐用年数と寿命|何年使える?
レンタルと購入を比較する
・防犯カメラはレンタルと購入どちらが得?徹底比較
録画方法を比較する
・クラウド録画と録画機の違い|どちらを選ぶべき?
防犯カメラを購入する場合
・防犯カメラの販売|機種選びと導入のポイント
防犯カメラ全体について確認する
・防犯カメラ導入ガイド|設置・費用・選び方を徹底解説
- 防犯カメラのサービス一覧
- 防犯カメラの設置工事
- 防犯カメラの販売
- 防犯カメラレンタル
- 防犯カメラのリース
- 防犯カメラの保守
- 防犯カメラ設置込みパッケージ
- 工場向け防犯カメラ販売
- 店舗向け防犯カメラ販売
- 工事現場向け防犯カメラレンタル
- イベント会場向け防犯カメラレンタル
- 防犯カメラ短期レンタル
- 業種別の防犯カメラ導入ガイド
- 工場の防犯カメラ導入ガイド
- 店舗向け防犯カメラ導入ガイド
- 駐車場の防犯カメラ設置
- マンション・アパートの防犯カメラ
- 保育園・幼稚園向け防犯カメラ
- 介護施設向け防犯カメラ
- オフィス向け防犯カメラ
- 防犯カメラによる課題解決一覧
- 盗難対策に効果的な防犯カメラ
- 万引き対策に効果的な防犯カメラ
- 不審者対策に強い防犯カメラ
- 当て逃げ対策に有効な防犯カメラ
- 転倒・事故対策に役立つ防犯カメラ
- 徘徊・見守り対策に効果的なカメラ
- 夜間の防犯対策に強いカメラ